コロナウイルスとは、もともと風邪の原因となるウイルスで、229E、OC43、NL63、HKU-1の4種類が知られていました。しかしそこへ突然、2003年に中国広東省を発生源とするSARS(重症呼吸器症候群)と、2012年に中東を発生源とするMERS(中東呼吸器症候群)が現れました。これらはもともとは動物のインフルエンザでコウモリからうつったと考えられています。本来コウモリから直接ヒトにうつることは考えにくく、別の動物がまずコウモリにうつされ、その動物とヒトが接触したことにより、ヒトにも感染したと考えられます。

新型コロナウイルスは自覚症状が出ない潜伏期間が2~14日間あり、この潜伏期間中にも感染してしまうと言われています。潜伏期間が終わり発症すると、発熱、頭痛、筋肉痛、悪寒などや、味覚や嗅覚がなくなるなどの報告もあります。そして咳や呼吸困難なども引き起こし、体内の酸素量の低下につながります。その場合は人工呼吸器や、さらに症状が進むとECMO(体外式膜型人工肺)が使用され、命をおびやかす状態になります。
